【時短】ファンクションキーの機能一覧!F2、F4、F5、F12キーはエクセルで役立つ!

パソコンのファンクションキーは、『F1』から『F12』キーまであり、キーボード上部に並んでいます。

また、キーボード左下にも『Fn』というファンクションキーもあります。

これらのキーの役割について知らない方のために、それぞれのファンクションキーの使い方や事例を紹介します。

エクセルやパソコン操作を行う際に、時短につながる機能がたくさん詰まっているので、ぜひ参考にしてください。

Windowsのファンクションキーとは?

Windowsパソコンのファンクションキーは、キーボードにある下の赤枠のキーのことを指します。

Windowsパソコンのファンクションキーの位置

ファンクションは英語で「Function」と書き、日本語で「機能」を意味します。

そのため、ファンクションキーはそれぞれのキーに特定の機能が備わっているため、ファンクションキーはショートカットキーとして利用されることが多いです。

F1~F12キーを利用できるソフトで押して利用する場合と、FnキーとF1~F12キーを一緒に押して利用する場合の2パターンがあるので、それぞれの使い方を1つずつ解説します。

ファンクションキーの使い方

方法1.利用できるアプリで、F1~F12 を押す

方法2.FnキーとF1~F12 を同時に押す

ファンクションキーの機能一覧

ファンクションキーの機能一覧リストを紹介します。使用できるアプリは、キーによってさまざまです。

これらの機能を使った事例は、以降の見出しで詳しく紹介しているので、合わせて参考にしてください。

特に、エクセルでも利用できる、F2F4F5F12キーの利用がお勧めです。

キー             機能 使用できる場面
F1・各アプリのヘルプを表示する
・デスクトップ画面では「Windowsヘルプとサポート」が表示
Officeアプリ
Webブラウザ
F2・ファイルやフォルダの名称の変更が可能
・エクセルのセル上で押すと、編集状態にする
・エクセルの数式の参照範囲を確認する
ファイル・フォルダ
エクセル
F3・検索バーを表示するWebブラウザ
F4・ウィンドウのアドレスバーを表示
・直前の操作の繰り返し
・数式内の絶対参照、相対参照を切り替える
Microsoft edge
エクセル
F5・ブラウザの更新
・エクセルでジャンプ機能を表示
Webブラウザ
エクセル
F6・ひらがなに変換文字入力時
F7・カタカナに変換文字入力時
F8・半角カタカナに変換文字入力時
F9・全角アルファベット(英数)に変換
・エクセルの数式を再計算する
文字入力時
エクセルl
F10・半角アルファベット(英数)に変換文字入力時
F11・ウィンドウの全画面表示
・エクセルでグラフを作成
Webブラウザ
エクセル
F12・名前を付けて保存Office系アプリ

エクセルでおすすめのファンクションキー(事例紹介)

まず、Excelで特に活用できる、F2F4F5F12キーを利用した事例を紹介します。

どのショートカットキーも作業効率UPにつながると思うので、ぜひ習得してください。

F2キー:編集モードにする

ファンクションキーF2は、以下の3つの機能が備わっています。

F2キーの機能

1.ファイルやフォルダの名称の変更できる

2.エクセルのセル上で押すと、編集状態にする

3.エクセルの数式の参照範囲を確認する

それでは、F2キーの機能を1つずつ紹介しています。

機能1.ファイルやフォルダの名称の変更できる

ファイルやフォルダを選択してからF2キーを押すと、名称の色が反転し編集できる状態となります。後は、キーボード入力で文字を編集します。

F2キーの機能その1:フォルダやファイル名を編集

「Ctrl+Shitf+N」キーのショートカットキーが新規フォルダを作成できるので、セットで覚えるとマウスなしで新規フォルダの作成から名称の入力まで実行できます。

機能2.エクセルのセル上で押すと、編集状態にする

Excelのセル上でF2キーを押すと、選択しているセルの文字の末尾にカーソルが移動して編集モードとなり、文字の修正や追加が可能となります。

マウスでダブルクリックするよりも短い時間で編集できます。

F2キーの機能その2:エクセルのセルを編集

機能3.エクセルの数式の参照範囲を確認する

数式が入力されているセルでF2キーを押すと、数式の参照先のセル範囲を確認することができます。

F2キーの機能その3:エクセルの数式の参照範囲を確認

F4キー:直前の作業の繰り返し&参照方法の切り替え

ファンクションキーF4は、以下の3つの機能が備わっています。

F4キーの機能

1.エクセルで直前の作業を繰り返す

2.エクセルで数式の参照方法を絶対参照と相対参照を切り換える

3.Microsoft Edgeのアドレスバーを表示

それでは、F4キーの機能を1つずつ紹介しています。

機能1.エクセルで直前の作業を繰り返す

F4キーを押すと、直前で行った作業を再度何度でも繰り返し実行することができます。

例えば、下の図のように、C4セルを黄色で塗りつぶした後に、D4セルでF4キーを押すと黄色に塗りつぶしされます。

F4キーの機能その1:エクセルで直前作業の繰り返し

色の塗りつぶし以外にも、行や列の挿入/削除、セルの書式のコピペ、列幅の調整など、さまざまな作業を繰り返すことができます。

Wordやパワーポイント、Outlookなどのoffice系アプリでも利用できるので試してみてください。

機能2.エクセルで数式の参照方法を絶対参照と相対参照を切り換える

数式をクリックしてF4キーを押すと、列番号もしくは行番号の頭に「$」マークを挿入し、絶対参照や複合参照に切り替えることができます。

F4キーの機能その2:エクセルで絶対参照に切り替える

「$」マークをつける位置を行番号のみや列番号のみに変更する場合は、F4キーを1回でなく、複数回押します

2回目のF4キーを押すと、「$C$2」は「C$2」に、3回目を押すと「$C2」に、4回目を押すと「C2」となり、相対参照に戻ります

F4キーで参照形式が切り替わる仕組み(1回~4回)

数式の参照形式は、数式を別のセルにコピペする際に必ず知っておかなければならない基本的な知識です。参照方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

https://www.excel-no-mori-blog.jp/?p=3095

機能3.Microsoft Edgeのアドレスバーを表示

 Microsoft EdgeでF4キーを押すと、アドレスバーが開きます。 最近検索したキーワードが表示されるので、サイトを開く際に役立ちます。

F4キーの機能その3:Microsoft Edgeのアドレスバーを開く

F5キー:ジャンプ機能&ブラウザの更新

ファンクションキーF5は、以下の2つの機能が備わっています。

F5キーの機能

1.エクセルでジャンプ機能を開く

2.WEBブラウザを更新する

機能1.WEBブラウザを更新する

エクセルを開いている状態でF5キーを押すと、ジャンプ機能を開くことができます。

F5キーの機能その1:エクセルのジャンプを開く

ジャンプ機能は、数式セルや値セルなど、さまざまな種類のセルだけを検索して選択することができます。

「Ctrl+G」キーのショートカットキーでも開くことができます。

使い方が分からない方は、以下の記事を参考にしてください。

https://www.excel-no-mori-blog.jp/?p=4315

機能2.WEBブラウザを更新する

 Microsoft EdgeやGoogle ChromeなどのWEBブラウザを開いている状態でF5キーを押すと、ブラウザが最新の状態に更新(再読み込み)されます。

ブラウザの読み込みが遅く開けなかったり、株価などリアルタイムで情報を更新しているWEBサイトに役立ちます。

F5キーの機能その2:WEBブラウザを再読み込み(更新)

F12キー:「名前を付けて保存」を開く

ファンクションキーF12は、Excel、Word、PowerPoint、OutlookなどのOfficeアプリを使用している際に使用すると、「名前を付けて保存」画面を開くことができます。

上書き保存の場合は、「Ctrl+S」キーのショートカットが有効です。

一方、名前を付けて別名でファイルを保存したい場合は、F12キーが役立ちます。

F12キーの機能:名前を付けて保存を開く

文字の変換などで役立つファンクションキー(事例紹介)

F2F4F5F12キー以外のファンクションキーを利用した事例を紹介します。

F6~F10キーは、カナカナ変換や半角変換など、文字の変換に役立つ機能です。

F1キー:ヘルプを表示

ExcelなどのofficeアプリでF1キーを押すと、ヘルプ画面を表示することができます。

エクセルでファンクションキーのF1キーを押すと、下のヘルプ画面が開くので、使い方が分からない機能や関数などを調べる際に役立ちます。

F1キーの機能:ヘルプ画面を開く

また、デスクトップ上やエクスプローラ上でF1キーを押すと、WEBブラウザが立ち上がり、「windows 11 でヘルプを表示する方法」画面が表示されます。

F3キー:WEBブラウザの検索バーを表示

WEBブラウザ上でファンクションキーのF3キーを押すと、検索バーを表示することができます。

「Ctrl+F」キーのショートカットでも開くことができますが、F3キーでも可能です。

WEBサイトのページから特定の文字を検索する際に役立ちます。

F3キーの機能:WEBブラウザの検索バーを開く

F6キー:ひらがなに変換

文字入力中や文字を変換モードにしている状態でファンクションキーのF6キーを押すと、ひらがなに変換することができます。

F6キーの機能:ひらがなに変換

さらに続けてF6キーを押すと、「ひらがな」⇒「ヒらがな」⇒「ヒラがな」⇒「ヒラガな」と一文字ずつひががなに変換される文字が1文字ずつ減っていきます。

F7キー:全角カタカナに変換

文字入力中や文字を変換モードにしている状態でファンクションキーのF7キーを押すと、全角カタカナに変換することができます。

F7キーの機能:全角カタカナに変換

さらに続けてF7キーを押すと、「ヒラガナ」⇒「ヒラガな」⇒「ヒラガな」⇒「ヒらがな」と、一文字ずつ全角カタカナに変換される文字が1文字ずつ減っていきます。

F8キー:半角カタカナに変換

文字入力中や文字を変換モードにしている状態でファンクションキーのF8キーを押すと、半角カタカナに変換することができます。

F8キーの機能:半角カタカナに変換

さらに続けてF8キーを押すと、「ヒラガナ」⇒「ヒラガな」⇒「ヒラがな」⇒「ヒらがな」と、一文字ずつ半角カタカナに変換される文字が1文字ずつ減っていきます。

F9キー:全角アルファベットに変換

文字入力中や文字を変換モードにしている状態でファンクションキーのF9キーを押すと、小文字の全角アルファベット(英数)に変換することができます。

F9キーの機能:全角アルファベットに変換

2回目のF9キーで、小文字の全角アルファベットは大文字の全角アルファベット(英数)に変換されます。

F10キー:半角アルファベットに変換

文字入力中や文字を変換モードにしている状態でファンクションキーのF10キーを押すと、小文字の半角アルファベット(英数)に変換することができます。

F10キーの機能:半角のアルファベットに変換

2回目のF10キーで、小文字の半角アルファベット(英数)は大文字の半角アルファベットに変換されます。

F11キー:エクセルでグラフを作成

エクセルの表にカーソルを合わせてからファンクションキーのF11キーを押すと、「グラフ」シートが新規に作成されて、棒グラフが作成されます。

F11キーの機能:エクセルでグラフの挿入

また、WEBブラウザでファンクションキーのF11キーを押すと、ウインドウが全画面表示モードに変わります。

ファンクションキー(Fn)キーの特殊ショートカットキー

キーボード左下のFnキーと、キーボード上部のF1~F12 キーを同時押しすることで、音量を調整するなどなどの特殊な機能を利用することができます。

しかし、パソコンによって機能の組み合わせが異なります。

ただ、キーボードのキーに印字されているイラストを見れば、大体の機能は理解できるかと思います。

下のリストは私が所有しているDynabookのWindowsパソコンのFnキーのショートカットキーです。

ショートカットキー    内容       機能
[Fn]+[SPACE]ディスプレイの解像度液晶ディスプレイの解像度を切り替え
[Fn]+[TAB]ドライブの電源ドライブの電源を切る/入れる
[Fn]+[F1]インスタントセキュリティ機能PCをワークステーションロック状態
[Fn]+[F2]電源プランの設定設定されている電源プランが表示
[Fn]+[F3]スリープ機能の実行スリープ機能が実行
[Fn]+[F4]休止状態の実行休止状態が実行
[Fn]+[F5]表示装置の切替え表示装置を切り替え
[Fn]+[F6]輝度を下げる液晶ディスプレイの輝度が下がる
[Fn]+[F7]輝度を上げる液晶ディスプレイの輝度が上がる
[Fn]+[F8]無線LAN オン/オフ機能無線LAN、Bluetoothのオン/オフ切り替え
[Fn]+[F9]タッチパッド機能タッチパッドの有効/無効を切り替え
[Fn]+[Ins]Scroll Lock機能Scroll LockのON/OFF切り替え
[Fn]+[home]画面を切り取る(SysRq)表示画面をクリップボードに切り取る
[Fn]+[End]画面を切り取る(PrtSc)表示画面をクリップボードに切り取る
[Fn]+[↑]PGUP(ページアップ)前のページに移動
[Fn]+[↓]PGDN(ページダウン)次のページに移動
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